毎年5月は自動車税の支払い月です。
うっかり払い忘れて滞納してしまうと、延滞金がついてしまう上に車検ができなくなってしまうので、マイカー通勤しているなど車にのっている人は早めに支払っておいた方がよい税金の一つです。
では、もしも、自動車税を支払い忘れた場合はどうなるのでしょうか?
自動車税の支払いが完了しないと車検ができない。
自動車税の支払いが完了しないと車検をうけることができません。
車検が切れた車で公道を運転するのは違法です。もしも見つかってしまうと30日間の免停となるうえ、「6カ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」という刑罰が下されます。
マイカー通勤をしている人は、通勤に支障をきたしますし、免停になってしまうと仕事にまで影響するかもしれません。
なるべく期限内に支払っておいたほうが無難です。
自動車税を払い忘れると督促状が届く
自動車税を期限内に払い忘れると、督促状が届きます。それを無視していると延滞金が加算された督促状が送られてきます。
それでもさらに無視していると、財産の差し押さえ通知が届いて給料を差し押さられることになります。
給料を差押えされる場合、差押えの連絡が職場に届いて、給料の一部が差し押さえられます。(だいたい4分の1までを差し押さえられます。)また、給料の入る預貯金口座を差し押さえられて、全額回収される可能性もあります。
このように、督促状を放置しておくと事態が大きくなりかねません。督促状が届いた段階で早めに支払いを済ませておきましょう。
自動車税はいつまでに払えばいいの?
納付期限は通常は5月31日です。(ただし、31日が土曜日、日曜日、祝祭日にあたる場合は翌開庁日)
納付期限が過ぎても銀行や自動車税事務所、県税事務所では払えますが、コンビニでの納付やクレジットカードでの納付はできなくなってしまうので注意が必要です。
自動車税を期限内に支払わないと延滞金が発生する
自動車税を期限内に支払わないと、納付期限の翌日から延滞金が発生します。
長野県の「平成30年度版自動車税延滞金早見表」によると、6月1日から1カ月間は年利2.6%、7月1日より年利8.9%の利率で延滞金が付いていくようです。他の都道府県も延滞金についての年利はほぼ同じようです。(年利は毎年若干の変動がありますので、あくまでも目安としてください。)
ただし、延滞金の金額が、1,000円未満の端数があるときは端数を切り捨てとされていることから、実際に延滞金が付くのは、延滞金が1,000円を超えた時からです。
自動車税の金額にもよりますが、8月~9月あたりから延滞金がついてくるようです。
とはいえ自動車税も税金なので、なるべく早く払っておいた方が無難です。
自動車税が支払える場所は?
毎年5月に送られてくる自動車税の納税通知書を使って、指定の金融機関や郵便局、コンビニで納付することができるほか、自動車税事務所や県税事務所で納めることもできます。
最近では、自動車税もペイジーというサービスを利用してパソコンや携帯電話、ATMから簡単に支うことができるようにもなっています。
ペイジーとは、パソコンやスマートフォン・携帯電話、ATMから支払うことができるサービスです。ペイジーは、Pay-easyマークが付いている納付書・請求書の支払いや、支払い方法としてペイジーが選択できるサイトでの料金の支払いなどに利用できます。
ただし、ペイジーで自動車税が支払えるのは下記の県のみです。
ページーで自動車税が払える都道府県
岩手県・宮城県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・島根県・広島県・佐賀県・鹿児島県
自動車税の支払いがきつい時に分割で支払う方法
自動車税の金額は、排気量によって金額が異なっていますが、自家用乗用車の場合は1,000CC以下は29,500円、2,000~2,500CCで45,000円、6,000CC以上ともなると111,000円の金額を払うことに。(自家用の軽自動車の場合は一律10,800円です。)
払わなくてはいけないことはわかっているけど、1回で支払うにはちょっときつい・・・。という方もいるでしょう。そんな時に、おすすめな支払い方法があります。
クレジットカードで支払う。
自動車税をクレジットカードで支払えば分割で支払うこともできます。
しかもクレジットカードで支払えばポイントも付くのでお得ですよね。
「Yahoo!公金支払い」に対応した地区なら、クレジットカードを利用しての支払いも可能です。クレジットカードの支払いなら分割払いも可能になるので、自動車税を一度に払うのはきつい・・。という方におすすめです。
カードローンなら利息0円で自動車税が払えるかも。
自動車税をクレジットカードで支払うのも一案ですが、クレジットカードでの支払い方法がリボ払いだったら、銀行や消費者金融のカードローンで支払った方が安くつくかもしれません。
クレジットカードのリボ払いの場合は、金利が15%のところが多いのですが、一方の銀行のカードローンだと、4%~8%くらいのところも。消費者金融のカードローンの場合は、利息0円なんてところもありますので、使い方によってはカードローンの方が金利の分だけ安くすませることができます。
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